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プロジェクトストーリーPROJECT STORY

お客様の「やりたいこと」をくみ取り、形にする
飲料メーカーのTableau導入プロジェクト

  • Y.Miu.
    コンサルティング・SI事業部第3グループ マネージャ2006年入社
  • Y.T.
    コンサルティング・SI事業部第3グループ2015年入社
  • Y.Miz.
    コンサルティング・SI事業部第3グループ シニアマネージャ2004年入社

「職人技」になりがちな日本のデータ分析を変えよ!

Y.Miz.
Tableauとは、データを視覚化し、見やすくするためのツールです。日本では、データを見るのにエクセルを使う文化が定着していますが、エクセルでデータを見るためには、ある程度以上になると高いスキルが必要で、「その人しかできない」職人技になりがち。また、エクセル上のデータ以外のデータを見ることは基本的にできません。これに対してTableauは、特別なスキルが必要なく、いろんなデータに接続することができ、視覚化に専念できるのが特徴です。当社は日本で最初にTableau Software様とアライアンスパートナー(業務提携)契約をしました。現在動いているプロジェクトはすべて、Tableau Japan様からお客様をご紹介頂きスタートしています。今回のプロジェクトもその1つです。
Y.Miu.
実際の進め方としては、まず私とY.T.君の2人で打ち合わせに行き、お客様がどのようなデータからどのようなレポートを作りたいのかといったことをヒアリング。社に戻ったら、Y.T.君が実際にレポートを作り、出来上がったもののレビューを私が行ったうえでお客様に見ていただく、という形をとっています。初回は先方企業のシステム部門の方からレクチャーを受け、2回目からは実際にレポート作成を担当している戦略企画部門の方々と打合せ。当初は、お客様がどのようなデータを見たいのかをしっかり聞き、Tableauとしてよりよい表現を一緒に作っていくということで始まりました。
Y.T.
お客様はもともと数字だけのテキストや表でデータを作っていらっしゃったのです。今までそれで間に合っていたので、Tableauでグラフにするといっても、どのような形にするのがいいのかなど、イメージをお持ちではありませんでした。
Y.Miu.
テキストや表でデータを見ている企業は意外と多いんですよね。周囲から見るととても分かりにくいのですが、担当の方はちゃんと理解できているという、まさに職人技の世界。だからこそ、「このままでは分かりにくいのだ」ということをご理解いただくのも難しい。お客様にしてみれば、「今のレポートをそのままTableauに移せばよい」というくらいのイメージでいらっしゃるのですが、でもそれではせっかくTableauを導入する意味がありません。
Y.T.
たとえば「毎月の売り上げデータを前年同月と比較したい」といったご要望がある場合、もちろん数字を並べただけの表でも比較はできるのですが、Tableauでそれをどう見やすく表現できるか、そのためにどういう枠組みを作るのか、ということを考えるのが僕の仕事というわけですね。
Y.Miu.
そのためには、コンビニ、スーパー、自販機、ファストフードなどのさまざまな販売チャネルを理解しておくことも必要。どういう構造でデータが集まっているのかを理解しなけれは、効果的な表現はできないからです。

「お客様に言われた通りに作るな!」その意味は?

Y.T.
当初3カ月の予定でプロジェクトがスタートして、最初は週2回ペースで頻繁に打ち合わせに行っていました。作成したレポートはできるだけ早く見ていただきたいからです。場合によっては、お客様の目の前でグラフを作って見ていただくことも。実際に見ていただくことでお客様にもイメージが生まれ、「もう少しこうしたい」といったご要望も出てくるからです。
Y.Miu.
私からは、お客様の言われた通りに作るのではなく、「こういう理由でこうする方がよい」とお勧めできるようなものを作るように伝えています。とはいえ、やみくもに案だけたくさん出しても意味がありません。大切なのは、お客様のやりたいことをよくくみ取って、それに合わせて作ること。そこのところ、Y.T.君はとてもよく頑張ってくれていると思います。
Y.T.
自分なりのこだわりとして、言われた通りの案も必ず作るようにはしているんです。それに加えて、お客様がやりたいことを表現するにはもっとこうしたほうがよい、と思う別案を作り、毎回2、3案は見ていただくようにしています。
Y.Miu.
今までエクセルでデータを作っていた人にしてみれば、Tableauではカスタマイズの幅が狭いのは事実。そこで、まずエクセルと同じようなことができないか、できない場合は、どの機能で代用できるかと考えていきますが、そもそも同じことをやるべきなのか?というところから考え直し、全く別の方法をお客様に提案する場合もあります。
Y.Miz.
これはTableauのプロジェクトに限らず、システム開発でも同じことなんですよね。何もないところからモノを作りあげる、いわゆる「上流」の仕事では、お客様の言うままに仕事をするのではなく、お客様が本当は何をしたいのか、何のためにやっているのかを理解することが非常に重要。一つひとつのプログラミングも、「こういうものを作るんだ」ということを分かって書かなければ、勘違いしたまま進んでしまうことにもなりかねません。自分なりに理解したうえで、上のいうことが間違っていると思ったら、そのときにはきちん伝えることもときには必要で、それが当社の行動指針の一つでもある、"Proactive"ということなのです。
Y.T.
そういう意味では、密にやり取りをしている僕のほうがお客様については詳しいこともあるので、Y.Miu.さんが分かっていないと思ったらハッキリ言っていますよ!(笑)
Y.Miu.
(笑)でも、レビューする立場としては、少し離れた立ち位置から見るからこそ分かることもありますからね。

単にレポートを作るだけではない。技術があるからできること

Y.Miu.
プロジェクトの初期には、「Tableauを使ってデータの見せ方をどう変えるか」ということがテーマでしたが、その見せ方が固まってきた今、今後はどうやって運用していくかという段階に来ています。たとえば、最新のデータをどう取り込んでいくかという提案などもしていかなければなりません。
Y.T.
そうですね。最初の1カ月ほどは、すでに完成しているエクセルのデータをレポート化していたのですが、現在は、お客様が使用しているキューブというデータベースを、どう使っていくかを検討しています。キューブの特徴は、リアルタイムでデータが更新され、1つのデータに対していろいろな角度から分析ができること。しかし、Tableauとの接続はエクセルより難しく、お客様が作りたいグラフなどを作るには、技術的な工夫が必要です。こうなると僕にはまだわからないこともあり、Y.Miu.さんにアドバイスを受けながら方法を模索しています。
Y.Miu.
たとえば、Tableau側で読み込めないデータがあれば、逆にキューブ側のデータをTableauが読み込める形に変えていくのも一つの方法。こうしてデータの持ち方まで考え、「今後データベースを構築し直す場合にはこのような形にしましょう」という提案までしていく予定です。
Y.Miz.
そのようなことができるのが、システム開発経験も豊富な当社だからこそなんですね。技術があるから、データを作ったり、変えたりもできるし、裏側で動かすプログラムも作れる。視覚化したデータを他のシステムに組み込むことも可能で、そのような形でTableauのプロジェクトを広げていくこともできます。

ビッグデータが時代の最先端を感じられる仕事

Y.Miz.
本来Tableauは「セルフサービスBI(ビジネス・インテリジェンス)」といって、自分たちでデータ分析をするためのツール。我々は最初の導入をお手伝いはしていますが、ゆくゆくはお客様が自分で使いこなせるようにシフトしていかなければなりません。
Y.T.
今後は勉強会なども作って、お客様自身のスキルアップを図っていきたいと思っています。
Y.Miz.
かといってそれで私たちの仕事がなくなるわけではありません。分析しやすいデータをどう作るか、データの読み込みスピードなどのパフォーマンスをどう上げるか、といった技術面で関わっていければよいのです。
Y.T.
お客様がTableauに慣れて使用頻度が上がれば、今までになかった課題も出てきますからね。そういう課題を僕たちが解決していくよう、お手伝いできればと思っています。
Y.Miu.
当面の課題はやはりパフォーマンスですね。エクセルを読むだけであれば、データ量もそれほど膨大ではなく、スピードの問題はまずないのですが、今進めているキューブへの接続や、今後検討されているGoogleBigQueryへの接続など、いわゆるビッグデータに接続したときに、どうやってパフォーマンスを上げていくかが課題だと思っています。
Y.Miz.
Tableauが生まれて10年、日本版が出て4年。これまで日本では、データ分析の必要性がなかなか理解されづらかったのですが、最近はIoTによるデータの急増でいわゆるビッグデータが注目され、「これを活かせないか?」と考える企業も増えてきています。そんな中で、我々もTableauを活用したプロジェクトを拡大していきたいと思っています。
Y.T.
そういう時代の先端に関わっていると思うと、とても楽しく、やりがいも感じます。Tableauに関わってきた分プログラミングの経験が少ないので、そちらもしっかり頑張って技術をつけていかなければと思いますが!
Y.Miz.
Tableauは視覚化のツールなので、いわゆるシステム開発の手順とは違ったセンスが重要。若手のY.T.君には期待しています。さらにいえば、今まで彼にはとくにTableauについて勉強時間を取ってもらうなど、会社も教育に力を入れてきたので、今後は社内のTableau教育の推進役として活躍してほしいとも思っています。さらには、そろそろ部下を持ち、自分だけでなくチーム全体のパフォーマンスを上げられるようになってほしいですね。今、私がY.Miu.君を頼りにしているのと同じように、Y.Miu.君の力になれる人を目指してもらえればと思います。

Y.T.さんの入社から今までの仕事年表

大手商社ポータルサイトのテスト6カ月

3カ月の研修を終えて臨んだのは、ベトナムで開発していたサイトのテスト。設計書通りに作られているか、予期せぬ値が入力されたときに問題なく動くかといったことを、一つひとつ入力して試し、バグを報告。「設計書とは」「開発の仕事とは」といった基本的なことを学びました。ベトナムオフィスとはスカイプで対話。通訳は入るのですが、回りくどい表現だと伝わりにくいため、シンプルに伝える必要性を実感しました。

化粧品ECサイトのテスト1カ月

前のプロジェクトが終わって次のプロジェクトが動き出すまでの間、他のチームのヘルプとしてテスト業務にあたりました。

食品小売ECサイトの開発5カ月

お客様がもともと自前で作っていたECサイトを、EC-CUBEというシステムで再構築するプロジェクトを担当。言語はPHPを使い、買い物をした人に自動返信メールを返す仕組みなどを作りました。EC-CUBEには設計書がないため、プログラムを見て必要な部分を直す作業が中心。文系出身でプログラミングに苦手意識があったのですが、本を読んだり、先輩に教えてもらったりしながら進めるうちに解消。自分で作ったものが動く面白さを実感できました。

大手医療系企業へのTableau導入8カ月

初めてTableauに関わったプロジェクトです。病院に薬を販売するMRという人たちが、どこでどのような薬を売ったかというデータをエクセルからTableauに置き換えました。プロジェクトスタートに向けては、1、2週間かけてTableauのことを1から勉強し、資格も取得して臨みました。このときは、お客様の要望で、既存のテキスト表データをそのままTableauに移行しましたが、今ならもう少し別の提案もすると思います。

大手キャリアでのTableauサポート1カ月

お客様はすでにTableauを導入済みの企業。社内で活発にTableauが使用されていましたが、その分問題も蓄積してパフォーマンスが落ちていました。状態の改善に向け、とくに処理速度が落ちている部分について分析。どういうことがパフォーマンスに影響を与えるかをレポートにして提出しました。

大手商社の社内ポータル開発10カ月

社員の皆さんが閲覧するポータルサイトを、設計書を書くところから担当。初めての設計書でしたが、「時間がかかってもよい」と言ってもらってとにかく自分で書き上げ、先輩のアドバイスで修正、完成させました。この頃には、プログラミングもすらすら進められるようになっていて、スムーズに進めることができました。サイト内でTableauのグラフが見られるようにする、英語ニュースサイトと接続するなど、かなり大きなプロジェクト。こうした開発を通じて、日本を代表する大企業と関われるのも面白いところです。

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