Data infrastructure

大手小売企業では、店舗を含む会社全体で人事情報と労務情報を管理・分析し、効率的な人員配置等の人事施策を実施するため、旧来のHR管理システムの刷新が必要であった。

当社は、組織・人事情報等を管理するHRDBシステムと、そのデータを活用し分析を行うBIシステムの開発・実装を一括で担うことで、全体最適を実現できる計画、体制を構築、プロジェクトの進行を円滑かつ効率的に行った。内製化支援も行い、約半年間で社内の担当者が運用可能な、組織・人事情報の管理機能＋BI分析機能を搭載した、社員情報を一元管理できるHRシステム構築を実現した。

大手小売グループ企業では、大量のトランザクションデータを処理し、ダッシュボードでインサイトを可視化できるデータ分析システムの構築が求められていた。

当社は、ボトルネックとなる分析・解決策の提示。PoC（概念実証）を実施し、データベース構築だけでなく、Tableauならびに、スクラッチのカスタムアプリケーション開発を含め、全体の最適化を考慮したパフォーマンスチューニングを行った。その結果、データ分析基盤、BI基盤の構築、そしてTableau Server/Desktopを活用したダッシュボードの開発を実現した。また、開発標準ルールの整備を行い、システム全体で統一した品質・パフォーマンスを実現するダッシュボード開発が可能となった。

大手飲料水メーカーでは、クラウド型のBIシステムをユーザー部門で導入し全社展開していく上で、ガバナンス定義や担当者の教育が課題となっていた。

当社の実績あるTableau Serverの導入経験によるベストプラクティスやノウハウをもとに、既存の社内ルールを加味した上で、ガバナンスを定義した。また、サーバー有資格を持つコンサルタントが、Tableauだけではなく、他システムの構築経験をベースにして、部門の変更管理・リリース管理 をガバナンスモデルに統合した。

また、ガバナンス設計をユーザー部門各担当者に説明するための社内ワークショップなどを実施し、複数部門向けの導入を可能にするコンサルティングを行った。

大手メディア企業では、データドリブンな販路拡大施策を実行するために、ETLの開発・運用・保守、およびダッシュボード開発が求められていた。

当社コンサルタントは、顧客のビジネスニーズを満たし、リーズナブルなETLの要件を定義し、開発・運用・保守をワンストップで提供した。さらに、BIツールTableauの豊富な導入経験を活かし、ETLと連携するTableauダッシュボードの開発も一貫して行うことで、販売・マーケティング部門からのデータ分析要求にタイムリーに対応できるデータ利活用基盤を構築した。

大手保険会社では、営業部門に対する各種レポートの作成に時間・コストを要すること、また各種レポートの情報の利活用が課題となっていた。当社はBIツールTableauを活用したサーバー環境を構築することで、レポートの共有や、クイックなアクセス、そして他システムとの連携を可能とした。データの処理加工やレポートの作成処理をノーコードで実装し、顧客自身で開発・修正できる仕様を実現した。さらにTableauの使用法、成果物のクオリティに対するトレーニングなどの内製化支援を行った。これにより、各種レポートに対する要件変化に柔軟に対応しながら「見やすい・有益な」情報を得られるレポートの作成が可能となり、ビジネスインサイト活用の道を開いた。

環境装置・設備の大手メーカーでは、公開範囲を厳密に管理した信頼性・安全性の高い情報分析基盤の構築が求められていた。当社では、Tableau Serverなどを使用した情報分析基盤を提案し、ガバナンス設計（プロジェクト設計・パーミッション設計）を実施、サーバーの環境構築支援を行った。約２か月間の構築期間を経て、Tableau Server環境を整備する他、データ更新運用フローの定義づけを行い、情報分析基盤の基礎を構築した。

大手製造・流通企業では、社内ユーザー向けに、BIツールTableauのFAQサイトの作成・更新、トレーニングプログラム構築を構想していた。しかし社内にプロフェッショナルが不在で、コンテンツの作成から教育、周知などができないことが課題となっていた。

当社は、Tableauのパートナー企業として最新機能・動向をキャッチアップしており、豊富な導入コンサルティングの経験・知見から、要件や注意事項を再整理し、顧客にとって最適なスキームを構想。FAQサイトの構築から、Tableauによるビジュアライズのレビュー・改善などの教育支援、Tableau Serverの運用支援などのコンサルティングを実施し、課題を解決した。

大手半導体メーカーでは、新製品の導入に伴った新たな測定値を使用した不良品分析をするための社内リソース不足が課題であった。

当社では、プロジェクト開始時に不良品分析の目的と必要なアウトプットを明確にし、業務分担を最適化、高品質かつスピードある推進を行い、Tableau、Tableau Prep 、SQL Serverなどのテクノロジーを駆使し、半導体量産体制稼働までに、Tableauを活用した分析レポート制作体制を構築した。

大手オフィス家具企業では、オフィスに導入された家具から得られるビーコンデータの利活用方法を模索していた。

当社は、データをビジュアライズするTableauによるビーコンデータを用いたダッシュボードの作成を支援した。Tableauで作成したモックベースでのトライアル、フィードバック、改善のサイクルを短いスパンで繰り返し、スピード感をもってダッシュボードを完成させた。これにより、オフィスの活用状況の把握から改善点の発見を可能にし、オフィス環境改善を推進させるデータ利活用環境を構築した。

食品スーパーチェーンでは、全国の店舗から取集される膨大なPOSデータを高速で処理・分析できるシステム環境が求められていた。

当社は、大量のデータを効率的かつ高速処理する機能設計、 新技術（インメモリDB、BI）を組み合わせたアプリケーションを開発し、顧客ニーズに応えたDWH環境を構築した。これにより、サポート期限切れが近い技術を使ったシステムのリプレース、月8,000万件のデータを5年分蓄積できるデータベースの導入、自社と市場の比較も可能な、新しいデータ分析体制を確立した。

大手IT企業では、データとＡＩを活用した新規ソリューションを構築し、売上向上につなげる施策を検討していた。ファーストプロダクトのリリースに向け、当社は、AI以外の領域においてアーキテクチャ検討から構築まで一貫して担当。約１年にわたり、多様なステークホルダーとスクラムを組み、密にコミュニケーションをとりながら、新規サービスのイメージを共有し、実装化に向けた技術検証を繰り返し行い、効率的かつ的確にサービスプロダクトの開発を進行した。この開発を通じて、CDP／AI／SNSを連携させることが可能となり、広告効率の最大化、見える化につながった。